ADLib®システム モノクローナル抗体作製
独自の細胞表面ディスプレイ法により最適の抗体を迅速に


完全長(ヒト)IgGで、セレクション・スクリーニング可能

※見積もりやオンライン面談にも対応
動物免疫不要で迅速に多様な抗体を取得
ADLib®システムは、細胞表面ディスプレイ型(Cell Surface Display)の抗体取得プラットフォームであり、株式会社カイオム・バイオサイエンスの独自技術です。動物免疫を必要としないため「速さ」と、細胞に備わる機能を利用して抗体の多様性を創出する「他にはない独自のSemi-synthetic抗体ライブラリ」が特長となっています。また、「ユニークで簡便な親和性成熟」を行うことも可能です。
ヒト完全長IgGを発現するライブラリのご利用が可能で、ヒト抗体取得が目的の場合、費用や時間的コストがかかる「ヒト化」の必要がありません。
利用目的の幅も広がっており、抗体創薬目的はもちろん、体外診断薬(IVD)開発や試験・研究用など、様々な用途での実績も広がっています。
ADLib® は株式会社カイオム・バイオサイエンスの登録商標です。
ADLib®システムによる抗体作製フロー

ADLib® セレクション・ELISAスクリーニング
標的抗原が付加された磁気ビーズを用い、目的の抗体を産生している細胞だけを集めます。さらにその細胞をフローサイトメトリー(FCM)で解析し、標的抗原により強く結合している細胞をシングルセルソーティングします。一定期間培養後、各クローンの培養上清を用い、ELISAスクリーニングを実施します。

抗体遺伝子可変領域(軽鎖、重鎖)の配列解析
ELISAスクリーニングの陽性クローンについて直ちに配列解析を実施します。同じ配列を持つクローンをグルーピングした上で、解析した全てのクローンの配列をご報告します。

選抜クローンの親和性成熟
選抜した候補クローン(DT40)の培養上清もしくは精製抗体を調製することが可能で、お客様のアプリケーションでテストいただけます。テストの結果、親和性が足りなければ、遺伝子操作を経ることなく容易に親和性成熟に進めることが可能です。
モノクローナル抗体技術の特性
- Cell surface display 型のモノクローナル抗体作製
- ヒトライブラリを用いた場合、ヒト化の工程を経ずにヒト抗体を取得することができる
- 動物免疫不要、さらに1次スクリーニング後すぐに陽性クローンの配列を決定するため、早く抗体を入手できる
- 単離した細胞の培養液(抗体を含む)も迅速に納品可能。お客様の実験系ですぐに抗体の性能評価が可能
- 動物免疫と異なり、自己抗原への免疫寛容の影響を受けないため、理論的にはさまざまな配列のタンパク質を認識する抗体が取得できる可能性がある
- 低分子、ペプチドを標的とした抗体取得の実績もあり
比較表はこちら
既存技術との比較
ADLib®システムは、既存技術では対応できなかった様々な要件を満たしており、短期間で希望の抗体を得ることができます。
DT40細胞についてはこちら
DT40細胞とは
DT40細胞はトリ白血病(ALV)由来のリンパ腫から単離されたB細胞で、以下の特徴があります。

特徴
- IgM抗体産生・分泌能(確認)
- 細胞表面へのIgMの提示(セレクション)
- 抗体可変領域における低頻度の遺伝子再構成
- 高頻度相同組み換え
- 無限増殖能
- 高増殖能(倍加時間7~8時間)
- 核型の安定維持能
※ニワトリIgMをヒトIgGに置換した抗体ライブラリのご用意がございます。
抗体作製におけるメリット
- 完全長抗体を細胞表面提示させた抗体スクリーニングが可能
- 多様な抗体ライブラリーが構築可能
- 迅速なセレクションに対応
- 抗体産生細胞として利用可能
注目サービス 既存抗体の親和性成熟(KI-AMP)
ADLib®システムで取得した候補クローンだけでなく、ハイブリドーマなど他プラットフォームで取得した抗体の親和性も向上させることができます。
【特徴】
◆ 細胞が持つ機能を利用した抗体遺伝子への変異導入
Site-Saturation Mutagenesis法などとは異なるユニークな原理を用いており、抗体発現株作製後、変異導入は数日で完了します。
◆速く・簡単な セレクションで高親和化候補抗体を選抜
通常は1ラウンドのセレクションで、候補抗体の配列情報も迅速に提供します。
◆1抗原につき数種類の抗体を同時に受け入れ可能
複数の抗体配列に対して親和性成熟を行い、親和性向上クローン取得の可能性を高めます。
既存クローンの高機能化(KI-AMP)

ライブラリ化
細胞を一定期間培養し、抗体遺伝子に変異を導入。様々な変異が入ったライブラリとなる

高親和性クローンの選択
ライブラリからフローサイトメトリーやSPR等でセレクション

配列解析・SPR解析
候補クローンの配列解析とSPR解析を実施し、元クローンと比較する

