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新しい量子ドット材料:合成と応用

JA - Webinar

Webinarの内容

量子ドット(QD:Quantum Dot)は、その優れた発光特性で注目を集めています。量子ドットの発光特性の特徴は、粒子の大きさや組成を変えることで、発光波長を精密に調整できる点です。量子ドットは、半値全幅(FWHM:full width at half maximum)が狭く、高いフォトルミネッセンス量子収率(PLQY:photoluminescence quantum yield)を持ち、可視光から近赤外光の範囲で発光波長を調整することができます。本ウェビナーのテーマは、新たな量子ドット材料である「ペロブスカイトおよびPbS量子ドット」の合成とその応用です。ペロブスカイト量子ドットは、可視領域で発光し、高いPLQY(最大100%)と狭いFWHM(20~25 nm以下)を有しており、ディスプレイ用途においてCdSeやInP量子ドットの最適な代替材料と考えられています。PbS量子ドットは、近赤外領域で発光し、吸収および発光のFWHMが狭いため、近赤外光検出器や太陽電池に最適です。

主要テーマ

  1. ペロブスカイト量子ドットの特性とディスプレイ用途に対する適合性
  2. PbS量子ドットと光検出器および太陽電池への応用
  3. 合成における課題

本Webinarの対象者

量子ドットの開発・合成に関わる研究者の方

講師

Osman M. Bakr, PhD

King Abdullah University of Science and Technology (KAUST)

Associate Professor of Materials Science and Engineering

Osman M. Bakr氏は、MITを卒業後、2009年にハーバード大学で応用物理学の博士号を取得され、現在はKAUST(アブドラ王立科学技術大学)のMaterial Science and Engineeringの准教授(当時)です。その後、KAUSTで研究グループを設立され、オプトエレクトロニクスにおける画期的な応用に向けたハイブリッド有機・無機材料のデザインと自己組織化の研究を進められています。Bakr氏の研究グループは、Scienceなどの影響力の高い学術雑誌で120超の論文を発表しています。

2015年、Osman博士は世界経済フォーラムのヤング・サイエンティスト、Journal of Materials Chemistry AのEmerging Investigatorに選出されています。さらに、SABIC Endowed Presidential Career Development Chair(2013)、東京大学から雑誌会レクチャーシップ賞(2016)、MITテクノロジーレビュー(アラブ版)からInnovator Under 35 Award in the Arab World(2016)を授与されています。2018年には、Times Higher Educationによって、「ペロブスカイト太陽電池」分野の世界的な大学研究者のトップ10にランクされています。現在、アメリカ化学会(ACS:American Chemical Society)の学術雑誌であるChemistry of MaterialsとACS Energy Lettersの編集顧問委員を務められています。

LinkedIn | Google Scholar

Webinar Information

Materials science and engineering

  • Nanoparticle and microparticle synthesis
  • Microelectronics and nanoelectronics
  • Duration:39 minutes

  • JA - Language:English


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