COVID-19への取り組み

膨大なニュースで人々がCOVID-19のパンデミックについて情報を入手できるようになった今、サイエンスコミュニティは問いかけます。この状況から前進するにはどうしたらいいのでしょうか?
現在、問題解決の必要性は計り知れないものがあり、この世界的な問題の解決に取り組むには、公衆衛生を保護しながら、混乱の中で安全に業務を遂行し、回復計画を策定するための優先順位のバランスを取らなければなりません。
COVID-19に対する取り組みが行われる中で、ライフサイエンス企業やその他のプロバイダーは、従業員の健康と安全を優先しながら、自社のテクノロジー、製品、サービスを信頼してくれる世界各国のお客様(バイオテクノロジー企業、製薬会社、学術機関のラボ)に届ける必要があります。
優先事項1:従業員の安全を保障する。
COVID-19のパンデミックの中、必要不可欠な事業として業務を続けている従業員にとって、職場の安全とバランスをとることは難しい問題です。ライフサイエンスのグローバル企業であるメルクでは、59の製造拠点と100の配送センターに勤務する従業員が、お客様から信頼される高品質を維持することを最優先事項とし、時差勤務を継続しています。
2020年1月に中国で発生したCOVID-19の最盛期、メルクの製造部門の従業員は少人数で、170以上の重要な注文ライン業務のサポートに取り組みました。各国の営業チームは、リモートでプロジェクトを管理し、分子開発に取り組むお客様に必要な製品やサービスを提供しました。
従業員のこのような努力は、COVID-19のパンデミックと闘うための重要な研究開発に力を与えています。
優先事項2:お客様のニーズに対応する。
COVID-19の治療薬やワクチンの開発・製造競争には、多くのサプライヤーが関わっています。
私たちは、サプライチェーン全体でグローバルなタスクフォースを動員して、2020年3月末までに20社以上の診断薬製造企業に重要な原材料を供給し、ワクチンや治療薬の開発に特化した80を超えるプログラムの継続性を確保しました。
しかし、現在のニーズに対応することは考慮すべき事柄の一部に過ぎず、さらなるニーズを予測することはまた別の問題です。
優先事項3:世界的な回復を加速させる。
ワクチンや治療薬の開発推進と並行してCOVID-19に取り組む科学者や研究者には、このようなウイルスと闘うための知識、リソース、テクノロジーが必要です。COVID-19の危機から前進するには、回復計画を立てることが重要です。
このウイルスのパンデミックを乗り越えながら、回復計画を加速するための連携はすでに始まっています。メルクは、研究開発リーダー、生物学者、化学者、データサイエンティスト、エンジニアなど、組織全体からイノベーションボードを招集し、パンデミックを解決するためのアイデアをもってCOVID-19への取り組みに貢献しています。イノベーションボードでは、科学の専門家によるオープンセッションを開催して知識を共有し、ウイルスとの闘いに特化したシナリオを構築しています。
このような優先順位のバランスにより、世界のサイエンスコミュニティは力を合わせてCOVID-19ウイルスと闘うことができ、また、治療法を発見できる可能性も持っています。
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