プロテアーゼ阻害剤:サンプル調製中にタンパク質が失われないように
プロテアーゼ阻害剤は、組織または細胞抽出液中のタンパク質が内在性プロテアーゼによって分解されるのを阻害するために重要かつ有用な試薬です。プロテアーゼは、タンパク質の単離や特性評価の際にタンパク質を分解するおそれがあります。 多種多様なプロテアーゼ阻害剤を知り、研究に最適なものを選びましょう。
プロテアーゼのクラス
ペプチド結合のタンパク質切断は、タンパク質の性質に影響を及ぼす最も重要なメカニズムの1つです。プロテアーゼは、あらゆる組織や生体液の中に広範に分布しています。タンパク質の機能的活性化・不活性化から単純なアミノ酸への完全分解まで、多数の生理的プロセスに関与しています。プロテアーゼの説明には、タンパク質分解酵素の4つの主要なクラスが利用されています。
- セリンプロテアーゼクラス :トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼなど
- システインプロテアーゼクラス :パパイン、カルパイン、リソソームカテプシンなど
- アスパラギン酸プロテアーゼクラス :ペプシン、レンニンなど
- メタロプロテアーゼクラス :サーモリシン、カルボキシペプチダーゼAなど
タンパク質の単離や特性評価の際に、4クラスのプロテアーゼのうちの1つ、またはすべてがタンパク質を分解するおそれがあります。複数クラスのプロテアーゼからタンパク質の完全性を保護するために、さまざまなプロテアーゼ阻害剤およびカクテル(混合物)が開発されています。
プロテアーゼ・プロテアーゼ阻害剤カクテル
プロテアーゼ阻害剤カクテルは、抽出および精製中のタンパク質の完全性を保護するために開発されました。 低分子阻害剤も、細胞培養のin vitroと動物のin vivoの両方において正常な生理的プロセスと病病態形成プロセスの両方におけるプロテアーゼの関与を特定・研究するための強力な方法となります。メルクでは、さまざまな十分に確立された個別のプロテアーゼ阻害剤とプロテアーゼ阻害剤カクテルを提供しています。これらは、細胞溶解後のタンパク質の機能を維持および保存するために最適化されています。メルクのプロテアーゼ・プロテアーゼ阻害剤の特長
- 粉末、溶液、錠剤などの多種多様なフォーマット
- ほとんどのサンプルタイプ(組織または細胞)中でプロテアーゼを阻害
- 特定用途のために最適化された個別処方
- 以下のような有名ブランドを提供:
- SIGMAFAST™ 阻害剤
- ReadyShield® 阻害剤カクテル
- Roche’s cOmplete™ プロテアーゼ阻害剤カクテル錠剤
- Calbiochem® 高品質低分子、幅広いプロテアーゼを強力に阻害
以下をクリックして興味のあるプロテアーゼ阻害剤についてご覧いただき、サンプル調製を強化するために何が必要かをご確認ください。