関連リソース: Erenna® カタログ | SMCxPRO™ Platform カタログ | Analyte Quarterly
SMC™テクノロジーを採用したSingulex® Erennaは、含有量の低いバイオマーカーをベンチトップで定量できます。
Singulex社によって最初に開発されたErenna®免疫アッセイシステムは、fg/mL濃度レベルの含有量の極めて低いバイオマーカーを正確に、精度良く、確実に定量します。超高感度一分子測定(Single Molecular Counting, SMC™)技術は、より良い感度の提供で、より良いサイエンスを可能にします。
次に挙げる項目が必要となった場合に、Erenna免疫アッセイシステムをご利用いただけます。
アナライト濃度差の、特に超高感度での定量。
従来のイムノアッセイフォーマットでは検出又は定量できなかったバイオマーカーのデータ。
少量のサンプル、低濃度のアナライトでの類を見ない精度と正確さ。
独自の抗体や標的を用いたカスタムアッセイを迅速に開発でする方法。
創薬ニーズに合致したアッセイの構築に向けて協力できる熱意のあるパートナー。
Erenna免疫アッセイシステムには、専用自動データ解析ソフトウェアを用いた、完全に統合されたベンチトップ分析装置が含まれています。
項目 仕様
勾配
>20 DE/fM*
バックグラウンド
< 100 DE
LoD
< 1 fM*
精度
< 7% CV†
ダイナミックレンジ
> 4 logs
*キャリブレーターセットで測定: フルオロフォアで標識した150 kD抗体0~300 fM †30 fMキャリブレーターによるDE測定、n=20
ネットワーク/PC要件
Microsoft Windows® 7オペレーティングシステム
静的IPアドレスとFTPサーバー
Sgx link™ソフトウェアを含む
プレートフォーマット(読み取り)
装置の寸法と重量
H: 400 mm (15.75 in)
W: 540 mm (21.25 in)
D: 575.6 mm (22.7 in)
W: 31.3 kg (69 lbs)
電力
米国: 115 VAC、50~60 Hz(運転範囲90~125 V)
米国以外: 230 VAC、50~60 Hz(運転範囲180~250 V)
Sgx link™ Software
Sgx linkソフトウェア:ユーザーとデータを結びつける
すべてのErenna®免疫アッセイシステムには、超高感度のErenna免疫アッセイを簡単に操作及び解析できるウィザード型インターフェースを備えた、専用のソフトウェアが組み込まれています。Sgx linkソフトウェアにより、ユーザーによるデータ解析が可能になります。
SMDCurveFit™アルゴリズムを用いて、4-logあるいはそれ以上の直線的なダイナミックレンジに到達できます。この独自のアルゴリズムは、ベースラインと測定値が上昇したサンプルを同じ処理の中で解析するために、デジタルとアナログのデータ処理を組み合わせています。
ウィザード型インターフェース
段階的な指示により、操作者による実験のセットアップ及び解析の完了を支援します。
クリック&ドラッグ型のプレート レイアウト
簡単に使用できるグラフィカルインターフェースにより、実験のセットアップを簡単にし、手動入力のエラーを削減しています。
作成、保存、共有テンプレート
再使用可能なテンプレートにより、時間を節約し、一貫した実験セットアップが可能です。
複数の解析オプション
さまざまな近似曲線モデルと外れ値除外機能により、データ解析の微調整が可能です(右側のスクリーンショットをご参照ください)。
さまざまなデータ収集プロトコール
ご自身のスループットニーズに最適な読み取り時間(15~60秒)を選択でき、目的に合ったバイオマーカー測定が可能です。
データエクスポートオプション
最終レポートの自動生成と複数のファイルエクスポートオプションが、データの整理と発表を支援します。
ユーザーアカウントとデータ管理
GLPに対応できる、セキュリティ及び管理者特権を追加するための管理ツールも提供されています。
SMCイムノアッセイキットと試薬
SMC免疫アッセイキットは、一般的な96ウェルプレートオプションの免疫測定ワークフローと一分子測定技術を組み合わせたキットです。
一分子測定(Single Molecular Counting, SMC™)技術(Singulex社開発)を用いたSMC免疫アッセイキットは、免疫アッセイフォーマットが実現しうる最高レベルの感度に到達することが可能です。SMCキットには、Erenna®免疫アッセイシステムを用いて測定を行うために必要なすべての試薬が含まれています。これらのアッセイは標準的な免疫測定ワークフローを利用しており、超高感度のバイオマーカー定量のために独自の常磁性微粒子固相分子捕捉か、あるいは超高感度が不要な場合には、標準的なプレートフォーマットでの構成が可能です。
アッセイプロトコールは、既存のサンドイッチELISA法とほぼ同じですが、主に次の2点が異なります。
溶出バッファーでサンドイッチを破壊し、標識された検出抗体を分離して定量します。
SMC免疫アッセイシステムで、一分子測定(Single Molecular Counting, SMC)技術を用いてアナライトを検出します。
標準的なELISA法とワークフローが似ていますので、SMCテクノロジーへの移行は比較的簡単です。従来のELISA法からSMCイムノアッセイへの移行の容易さと、それによるアッセイパフォーマンスやサンプル要件、費用への影響を検討する研究が実施されています。
アプリケーションノート「ELISAからSMCイムノアッセイへの移行によるパフォーマンスの改善」をダウンロード
SMCイムノアッセイ装置 Erenna用アッセイキット
カタログ番号 アナライト 種 サンプルタイプ
03-0100-01
Akt1 (Ser473)
Human, Mouse, Rat
Lysate
03-0099-01
Akt1 (Total)
Human, Mouse, Rat
Lysate
03-0145-00
Coming Soon! Amyloid beta 1-40
Human, Mouse, Rat
CSF, Plasma
03-0146-00
Coming Soon! Amyloid beta 1-42
Human, Mouse, Rat
CSF, Plasma
03-0092-00
cTnI
Human, Canineynomolgus Monkey, Rat, Canine, Guinea Pig
Plasma, Serum
03-0047-00
G-CSF
Human
Plasma
03-0067-00
GM-CSF
Human
Plasma
03-0024-03
GLP-1 (active)
Human, Mouse, Rat, Canine
Plasma
03-0025-06
GLP-1 (total)
Human, Mouse, Rat, Canine
Plasma
03-0049-00
IFN-γ
Human
Plasma
03-0072-00
IL-1α
Human
Plasma
03-0028-00
IL-1β
Human
Plasma
03-0051-00
IL-2
Human
Plasma, Serum
03-0052-00
IL-4
Human
Plasma
03-0053-00
IL-5
Human
Plasma
03-0089-01
IL-6
Human
Plasma, Serum
03-0094-00
IL-7
Human
Plasma, Serum
03-0055-00
IL-8 / CXCL8
Human
Plasma, Serum
03-0056-00
IL-10
Human
Plasma
03-0057-00
IL-12
Human
Plasma, Serum
03-0109-02
IL-13 v2
Human
Plasma, Serum
03-0058-00
IL-15
Human
Plasma, Serum
03-0103-00
IL-17A v2
Human
Plasma, Serum
03-0102-00
IL-17F v2
Human
Plasma, Serum
03-0119-00
IL-17A/F Heterodimer v2
Human
Plasma, Serum
03-0014-07
IL-21
Human
Serum
03-0059-01
IL-22
Human
Plasma
03-0112-00
IL-23
Human
Plasma,Serum
03-0118-00
KIM-1
Human
Plasma, Serum, Urine
03-0088-00
TNF-α (Human)
Human
Plasma
03-0108-00
TNF-α (Mouse)
Mouse
Serum
03-0068-00
VEGF (Human)
Human
Plasma