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ホーム測光分析・反射光分析分析法:Prove用ADMI色計測

分析法:Prove用ADMI色計測

塩化カルシウム溶液で抽出した後のインドフェノールブルー法を用いた光度測定

材料・試薬
カタログ番号173016  Spectroquant® VIS Spectrophotometer Prove 100または
カタログ番号173017  Spectroquant® UV/VIS Spectrophotometer Prove 300または
カタログ番号173018  Spectroquant® UV/VIS Spectrophotometer Prove 600
カタログ番号114946 角型セル(幅10 mm)および/または
カタログ番号114944 角型セル(幅50 mm)
カタログ番号116754 分析用水
カタログ番号100716 分析用 25% 硫酸
カタログ番号105588  分析用 >10% 水酸化ナトリウム溶液
カタログ番号100246  500 mg/L Ptを含むコバルト白金色参照液(HAZEN 500)
メンブレンフィルター、最大孔径0.45 µm

方法:
範囲400~700 nmの10 nm間隔の分光光度測定Allen(文献1参照)に従った評価

測定範囲:
10 mm角型セル内の10~500ユニットPt-Co(方法No. 2517)
50 mm 角型セル内の2.0~100.0ユニットPt-Co (方法No. 2518)

作業の指示:

試料調製:
濁ったサンプル溶液をメンブレンフィルターでろ過します。
このために、まず、メンブレンフィルターを約50 mLのwater GRでプレリンスし、次に約50 mLのサンプルで再度リンスして、ろ液を廃棄します。
プレリンスしたメンブレンフィルターでさらに50 mLのサンプルをろ過し、ろ液を回収して分析します。
 
光度計のゼロ調整:
それぞれの測定シリーズについて、ゼロ調整が必要です。
ゼロ調整とサンプル測定には、同一のセルを使用することを推奨します。
測定シリーズのゼロ調整手順は、装置が自動的に指示します。
ゼロ調整のために、対応する角型セルに分析用水を満たします。
指示された後、サンプルを入れた角型セルをセルコンパートメントに入れます。自動的にゼロ調整が行われます。
"OK"を押して、ゼロ調整の実行を確認します。
ゼロの値は測定シリーズ全体で有効です。

もとのpHでの測定:
方法一覧から方法2517または方法2518を選択します。
最初のサンプルを測定する前に、システムが自動的にゼロ調整を指示します(手順は「光度計のゼロ調整」を参照)。

サンプル溶液を対応する角型セルに移し、その角型セルをセルコンパートメントに入れます。自動的に測定が行われます。
"OK"を押して、測定を確認します。
測定結果がディスプレイに表示されます。

"START"を押して、次のサンプルの測定手順を開始します。システムがゼロ調整を再度行うことを指示することはありません。

pH 7.0での測定:
サンプルのpHを確認し、必要な場合は、硫酸または水酸化ナトリウム溶液でpH 7.0に調整します。方法一覧から方法2517または方法2518を選択します。
最初のサンプルを測定する前に、システムが自動的にゼロ調整を指示します(手順は「光度計のゼロ調整」を参照)。

pH 7.0のサンプル溶液を対応する角型セルに移し、その角型セルをセルコンパートメントに入れます。自動的に測定が行われます。
"OK"を押して、測定を確認します。
測定結果がディスプレイに表示されます。

"START"を押して、次のサンプルの測定手順を開始します。システムがゼロ調整を再度行うことを指示することはありません。

手順の制御:
方法をチェックするために、500 mg/L Ptを含むコバルト白金色参照液(HAZEN 500)、カタログ番号100246を使用できます。このもとの濃度を、分析用水または蒸留水を用いて測定範囲の中央の値まで希釈して分析する必要があります。

調整:
測定結果を決定するために使用したADMIファクターである1400は、ユーザーが調整できます。補正したADMIファクターは以下のように算出します。

ADMI ファクター補正  =  ADMIファクター x (公称値プロセス制御 / 測定結果プロセス制御)

ADMIファクターを変更するには、"Methods"から方法2517または方法2518を選択します。
"Settings"を押し、一覧から"Factors"を選択します。

入力フィールド"ADMI Factor"をタップし、補正したADMIファクターを入力して、 "OK"で確認します。

参考文献:
1.Allen, W.; Prescott, W. B.; Derby, R. E.; Garland, C. E.; Peret, J. M.; Saltzman, M.; 1973.Determination of color of water and wastewater by means of ADMI color values.Proc.28th Ind. Waste Conf., Purdue Univ., Eng. Ext.Ser.No. 142:661ff
2.Standard Methods for the Examination of Water and Wastewater, 21th Edition, APHA 2120 F
3.McClaren; The Adams-Nickerson Color Difference Formula; J. of the Society of Dyers and Columnists; 86, 354ff
4.Bridgeman; Inversion of the Munsell value equation; J. of Optical Society of America; 1953; 499ff

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