ColorWheel®フローサイトメトリープロトコル
以下のプロトコルは、ColorWheel®抗体とColorWheel®色素を用いたフローサイトメトリー分析のガイドラインです。フローサイトメトリープロトコルで使用できるColorWheel®抗体・色素混合液を作るためには、両製品が必要です。
関連製品
- ColorWheel® 色素セット(ColorWheel®フィニッシングバッファーを同梱)
- ColorWheel®抗体
- DPBS:製品番号D8537またはD1408 (10X濃縮液)
- RPMI 1640培地製品番号R0883-500ML
- ウシ胎児血清(DPBS):製品番号TMS-013-B
- GlutaMAX™サプリメント:ThermoFisherカタログ番号35050079
- ペニシリン-ストレプトマイシン(100X):製品番号P4333
- 凍結PBMCバイアル:IQ Biosciencesカタログ番号IQB-PMBC102
- ウシ血清アルブミン(BSA):製品番号A3059
- アジ化ナトリウム:製品番号71289
- 0.5 Mエチレンジアミン四酢酸(EDTA):製品番号03690
- FACSバッファー(5% BSA、2 mM EDTA、0.1% アジ化ナトリウム含有DPBS)
- ヒトFcブロッキング溶液:BD Biosciencesカタログ番号564219
- 16% ホルムアルデヒド:ThermoFisherカタログ番号28908
- 10X透過処理バッファー(0.1% サポニン、0.09%アジ化ナトリウム含有DPBS):ThermoFisherカタログ番号00-8333-56
お客様の実験に適した蛍光色素の選択に関するヒントは、フローサイトメトリー用色素の選び方およびマルチカラーフローサイトメトリー:パネル構築のヒントとツールをご覧ください。
抗体調製プロトコル
- ColorWheel®色素をDPBS 25 µLで溶解します。
- ColorWheel®抗体をDPBS 25 µLで溶解します。
- ColorWheel®フィニッシングバッファーをDPBS 25 µLで溶解します。
- ColorWheel®色素25 µL(ステップ1)をColorWheel®抗体25 µL(ステップ2)に加え、ColorWheel®抗体・色素混合液50 µLを作ります。チューブに適切にラベルを貼ります。
- ColorWheel®抗体・色素混合液を室温・暗所で30分間インキュベートします。
- ColorWheel®フィニッシングバッファー5 µL(ステップ3)をColorWheel®抗体・色素混合液50 µL(ステップ4)に加え、ColorWheel®サンプル添加溶液55 µLを作ります。
- ColorWheel®サンプル添加溶液を室温で30分間インキュベートします。
- ColorWheel®サンプル添加溶液は直ちに使用するか、使用するまで4℃で保管します。
詳しくは、シンプルなColorWheel®フローサイトメトリー用試薬の3ステップ調製プロトコルをご覧ください。
PBMCサンプル調製プロトコル
- RPMI 1640完全培地(10% FBS、2 mM GlutaMAX™サプリメント、ペニシリン100単位/mL、ストレプトマイシン100 µg/mL含有)を37℃のウォーターバスで温めます。
- 凍結PBMCバイアルを取り出し、37℃のウォーターバスで細胞を速やかに解凍します。
- 細胞溶液を50 mLのコニカル遠心チューブに移します。
- RPMI完全培地9 mLを1滴ずつ加えます。
- 400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、DPBS 10 mLで細胞を洗浄します。
- 400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、細胞1 x 106 個/mLをFACSバッファー(5% BSA、2 mM EDTA、0.1% アジ化ナトリウム含有DPBS)で再懸濁します。
細胞表面染色プロトコル
- 各チューブに細胞1 x 106個を分注します。
- 細胞表面の非特異的なFc受容体を、適切なFcブロッキング溶液でブロックします。
- 室温で10分間インキュベートします。
- 細胞を染色するために、細胞1 x 106個あたり5 µLのColorWheel®サンプル添加溶液を添加します。
- 暗所において4℃で30分以上インキュベートします。
- 細胞を400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、チューブあたり2 mLのDPBSで細胞を洗浄します。
- ステップ6~7をさらに2回繰り返します。
- 細胞を400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、FACSバッファー2 mLで細胞を再懸濁します。
- フローサイトメトリーでサンプルを分析します。
細胞染色に関する詳しいアドバイスについては、フローサイトメトリートラブルシューティングガイドをご確認ください。
細胞内(細胞質)染色プロトコル
- 各チューブに細胞1 x 106個を分注します。
- 細胞を400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、2~4%のホルムアルデヒド含有DPBS 1 mLにより室温で10分間、細胞を固定します。
- 細胞を400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、チューブあたり2 mLのFACSバッファーで細胞を洗浄します。
- ステップ4~5をもう1回繰り返します。
- 細胞を400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、5% BSAと適切なFcブロッキング溶液を含む透過処理バッファー(0.1% サポニン、0.09% アジ化ナトリウム含有DPBS)1 mLで細胞を再懸濁します。
- 室温で30分間インキュベートして細胞をブロックします。
- 細胞を染色するために、細胞1 x 106個あたり5 µLのColorWheel®サンプル添加溶液を加えます。
- 暗所において4℃で30分以上インキュベートします。
- 細胞を400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、チューブあたり2 mLの透過処理バッファーで細胞を洗浄します。
- ステップ12~13をさらに2回繰り返します。
- 細胞を400 x gで5分間遠心します。
- 上清を廃棄し、FACSバッファー2 mLで細胞を再懸濁します。
- フローサイトメトリーでサンプルを分析します。
ColorWheel®製品についてご質問があれば、ColorWheel® フローサイトメトリー用抗体・色素よくあるお問い合わせをご確認ください。
関連するColorWheel® 製品
ColorWheel®テクノロジーには、マルチカラー分析などのフローサイトメトリー研究用として、ColorWheel®抗体とColorWheel®色素の両方が必要です。抗体と色素は別売りです。初回注文時の割引については、試供品に関する資料請求よりお問い合わせください。
ColorWheel® Dye-Ready抗体
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ColorWheel® Antibody-Ready色素
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ColorWheel®アイソタイプコントロール
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