Meeta Gulyani

Meeta Gulyaniは、メルクのライフサイエンス・ビジネスのStrategy, Business Development and Sustainabilityの責任者です。Gulyaniはこの役職で、事業のオーガニックおよびインオーガニック戦略の策定と、事業が次の成長の機会に向けて態勢を整えるための戦略立案プロセスを主導しています。事業部門、コーポレート部門、経営変革部門と密接に連携しながら、ライフサイエンス・ビジネスのエンドツーエンドのインオーガニック成長のアジェンダを推進します。また、メルクの戦略的コーポレートベンチャーキャピタルであるLife Science M Venturesの会長を務めており、急成長する次世代分野に外部のイノベーションをもたらしています。さらに、組織の戦略、事業、社会的な目標にサステナビリティをシームレスに取り入れ、従業員やコミュニティとの関わりのほか、サステナブルな事業運営や、より環境に配慮した製品およびソリューションも統括しています。Gulyaniは、事業目標の達成のために不可欠な、ライフサイエンス・ビジネスのシェアードビジネスサービス組織を統括する役割も担っています。これらの目標を実現するため、ポートフォリオの選択や資源配分の舵取りを担い、サステナブルで収益性の高い成長を後押ししています。

Gulyaniは、2016年に就任して以降、市場におけるライフサイエンス・ビジネスの位置づけを変革することを目指し、さまざまな取り組みを統括してきました。例として、化学製品の大手Sigma-Aldrichを145億ユーロで買収した際の統合が挙げられます。これはメルク史上最大の買収であり、ライフサイエンス業界でも最大級の買収の一つでした。Gulyaniは、メルクのヘルスケア・ビジネスのエグゼクティブバイスプレジデント兼戦略およびグローバルフランチャイズの責任者を務め、オンコロジー、神経学、不妊治療、一般医学および内分泌学、医療機器などのグローバルビジネスフランチャイズと主要部門の責任者を歴任しました。

メルクに入社する前、GulyaniはRocheのバイスプレジデント兼グローバルポートフォリオマネージメントの責任者を務めた後、南アジア・ジェネラルマネージャーを歴任しています。Rocheの前には、Sanofi-Aventisのグローバルおよび米国組織でマーケティングとセールスの重職を歴任しました。また香港、米国に本拠を置くMonitor Consulting Groupの戦略コンサルタントとしても活躍しました。

フィリピンのアジア経営大学院でMBAを取得、ペンシルベニア大学ウォートン校での交換留学を経験しています。また、インドのデリー大学Shri Ram College of Commerceで経済学の学士号も取得しています。